改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物 パッケージ版簡単レビュー

10月16日に発売されました、「改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物 パッケージ版」
改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物(パッケージ) [P-0001] - 3,909円 : Zen Cart [日本語版] : The Art of E-commerce
現在、P-modelデビュー30周年、ソロデビュー20周年記念として、過去にリリースした自身の曲を各アルバムでのリミックス希望の投票結果を参考にしながらリミックスしていく『凝集する過去』という企画を平沢さんが進めています。その企画の一環として、平沢さんがツイッターを始めたのですが、そのフォロワーが3万人を超えたため、その記念として平沢さんはライブを1月に行うことを決定し、平沢さんと共に仕事をしているライターの高橋かしこさんは、過去に出版された平沢さんのデビューからの仕事をまとめたアンソロジー本「音楽産業廃棄物」の改定版を出すことを決めました。「音楽産業廃棄物」は絶版で、非常に入手困難だったこともあり、馬の骨*1の間でも再販を望む声が多数ありました。そんな中、満を持して発表された「改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物」はDL版とパッケージ版が用意された電子書籍となっています。パッケージ版は500人分の注文が無ければ販売しないというお触れだったので、ツイッター上では、「後何人?後何人?」という馬の骨のやりとりも見られました。こういうインタラクティブな要素は参加する物としては楽しいですね。結局無事予約数は9月20日に500枚に達し*2、発売の運びとなりました。発売の経緯を編集の中心となった、構成の高橋かしこさんが自身のblogで書き記しています。*3

さて、家に届いた「改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物 パッケージ版」の梱包がこちら。

なんとシャレた。これを受け取った母は「大学関係の何か?廃棄物って?」。さすが10年前から先を行ってる名前は、今も先を行ってますwさすがです。その箱を開けると、ジャジャンとDVDが入ってます。

平沢さんのアルバム「ソーラーレイ」を思わせるデザインです。そしてDVDだけでなく、

こんなフォトグラフまで入っていました。今監督がコンテを担当したP-modelの写真がベースです。いかにも“音楽産業廃棄物”って感じ!
そして、DVDをケースから出すと、

ななななな、なんですと!!!!消費期限は二年後!きちんと消費せねばなりませんね。しかしまぁ、産業廃棄物に消費期限とは。確かにDVDって意外と劣化するのが早いらしいですけどね。諸行無常。ディスクはこんな感じです。

また何か小ネタがあるんじゃないかと、光をかざしてみたりしました。さすがにあぶったりはしてないですけどwDVDを起動させると、カッコいいデジタルを思わせる数字の模様乱舞が始まり、コンテンツが一覧に表示されます。コンテンツは動画の平沢さんインタビューを含め、用語解説やライブの記録など、平沢さんの仕事の歴史や仕事に対する態度をどんどん知っていける充実の内容です。まだまだ私も読み切れていないので、これからが楽しみです。しかも、今回はテスト版ですがスマートフォン用にライト版のpdfも同梱されており、このためにスマホやパッドが欲しいと思うほどですw iphoneでの「改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物」の読み方については、こちらで大変分かりやすく解説されています。
書を携えよ、町へ出よう - iPhone音廃本インストールのススメ:博物苑顛末録:So-netブログ
そして、今回面白いと思ったのが、TAINACO-1とSim chatのプログラムです。TAINACO-1は簡易ドラムマシンで、以前平沢さんがライブで披露したプログラムです。入力したドラム音が、実際にドラムを叩くTAINACOの動く姿と共に奏でられるようになっています。ループもできるので、これを使って何かしてくれる方が出てくれるのではないかと楽しみにしています。そして、Sim chat。これは平沢さんとのチャットを疑似体験できるというもの。こんな感じの面白おかしい会話が楽しめます。

こんなに楽しい会話になるとは思っても見ませんでしたwまだまだ、平沢さんの隠れたキャラを引き出せる会話があるかも・・・?勿論他にも壁紙やスクリーンセーバーなど、3800円とは思えない豊富な内容となっています。現在、在庫数は250と少なくなっているそうです(10月17日現在)。気になっている方には是非おすすめです。DL版は2300円とさらにお値打価格になっています。
改訂復刻DIGITAL版 音楽産業廃棄物(ダウンロード) [P-0002] - 2,366円 : Zen Cart [日本語版] : The Art of E-commerce
私のような後乗りファンにとっては、過去の平沢さんを知るための、文字通りバイブルのようなものです。かしこさん始め、今回の企画を実現してくださったスタッフの皆様に感謝です。